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スタッフ通信
矯正歯科の研修会に参加してきました
こんにちは、月曜日に勤務しております歯科医師の平野です。
このごろは庭の福寿草も日増しに顔を出し、少しずつ春めいた日も多くなってきたように感じます。
先日行なわれた矯正歯科の研修会に参加して参りましたので、ご報告いたします。院長先生と私が所属する日本ティップエッジ矯正歯科研究会が主催するもので、『矯正治療』の基本的な考えや診断法についての研修会でした。
歯の矯正治療の装置といえば、みなさんがまず頭に浮かぶのは、歯に金具を付けてそれをワイヤーでつなげて歯を動かすと装置ではないでしょうか。
これは『マルチブラケットシステム』といって、1930年代にアメリカで発表された方法です。当時は今とは全く装置が違い、太いリボン状の金属のバンドを全ての歯に固定する、見た目の違和感や患者様への負担の大きなものでした。治療の時間もかなりかかったそうです。
先人たちの開発のおかげで、装置も小さくセラミックの目立たないもの・しなやかなワイヤーなど、矯正治療の装置や技術はすっかり成熟したものとなりました。
今では、患者様にお痛みや違和感などのご負担の少ない装置が一般的に使用されるようになりました。
今回は、この他にも日常臨床ではなかなか立ち返れない基本的な診断理論など、多岐にわたった研修でした。歯科医療も日進月歩で歯進歩していきます。最新の技術を手にするアンテナは常に張りつつ、どんなことも基本が最も重要だと、改めて感じられた研修会でした。